2009年10月26日月曜日

Okyuu.comからインタビューを受けました

 先日カカクコムさんが運営しているサイト「Okyuu.com」からインタビューを受け、その記事が公開されました。
 私は幼少の頃から技術者魂全開、というキャラとは程遠く、気づいたらこの業界でDB技術系の仕事をしていた、という程度なのですが、趣味と仕事が完全に一致したという恵まれた方はむしろ少数派で、多くの方は生活のために(それと多少の興味と一致して)この業界で仕事をしているのだと思います。この業界はコードを書くのが趣味でなければ生きていけない、というプレッシャーをひしひしと感じさせますが、そうでない人にとっても活躍の場はあるのだ、という安心感を持っていただけると幸いです。
 インタビュー記事について、少しだけ補足をしたいと思います。

・お金を払うユーザーを大切にするのは当然ですが、無償で使うユーザーを無視しているわけではありません。そもそも無償で使うユーザーを無視するようではOSSビジネスは成立しません。多くの利用者が試し、時に地雷を踏みそれを修復するサイクルを繰り返すことで、ようやくお金を払っても良いかなという品質に達すると考えています。誰も使っていないプロダクト(地雷を踏むリスクが高い)にお金を払うユーザーは、昨今では非常に少ないのではないでしょうか。

・第3者企業がOSS製品をさんざん利用した挙句、ちょっと機能を追加してクローズドソースにして「自社製品です」と言い張って販売するのは、私は「邪道」のビジネスだと考えています。もちろん程度問題で、ユーティリティライブラリ程度なら全然いいと思いますが、コアの機能がもろにOSSを使っているのなら、それを拡張してクローズドソースにして販売するくらいなら本家にフィードバックしろよ、と思うわけです。

・OSSに貢献する道は、パッチを書くだけではありません。たとえば新バージョンのバグを見つけてバグレポート上で再現手順を報告するというのも立派な貢献です。こうしたバグ報告によって製品の品質は徐々に上がっていきます。その意味では、会社としてはお金を出せないしパッチを書くほどのスキルは無いけどOSSに貢献したい、というような方は、できるだけ新しいバージョンを積極的に使って、バグを見つけて報告するのが良いのではないかと思います。ただし、セキュリティ上の脆弱性に関しては、バグフィックスよりも先にBlog等で発信して一般に認知されたりすると、攻撃の対象になりかねないので気をつけて頂きたいと思います(MySQLのバグレポートでは、脆弱性の問題については、報告を受けた後に一般ユーザーが閲覧できないように権限設定されます)。

0 件のコメント:

コメントを投稿